目次
初めての方へ、ご購入前の「選び方&使い方」
商品別&肌タイプ診断獣医師からのメッセージ
皮膚病に向き合うときの注意点は「治るシャンプーを探す」「治る食事を探す」「治るサプリメントを探す」といった選ぶ行動がその効果を限定してしまい、改善の機会を逸してしまうことです。「シャンプーではなくスキンケアとして取り組む」、「スキンケアだけでなく同時に体質改善も」、「アレルギーではないけど食事療法も」、「実は気づいていない心因性もあるかも」と複数のアプローチを同時に見直すことが改善につながります。
また皮膚病によっては適切な医療の併用が必須なタイプもあり、適切な医療にスキンケア・サプリメントがどう組み入れていくかをお伝えしたいと考えています。
クレンジングオイル
- 膿皮症
- 脂漏
- フケ
- 湿疹
- マラセチア
使用目的:シャンプー前のクレンジング、皮脂・フケの除去
改善例
フレンチブルドッグ:膿皮症
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スキンケア前
-
クレンジング後
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改善後
チワワ:膿皮症
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スキンケア前
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クレンジング後
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改善後
膿皮症の場合は瘡蓋つきの湿疹か、円形の脱毛の辺縁に環状のフケが付着するタイプが非常に多く、皮膚炎の原因となる細菌もこの瘡蓋・フケの下で増殖しています。そのためこの辺縁に付着しているフケを取り除かなければ拡大・炎症は改善しません。またシャンプー成分・スキンケア成分も弾かれてしまいます。クレンジングオイルはこの付着したフケ・細菌塊を取り除くために非常に有効です。
ダックスフンド:アトピー・脂漏症
シーズー:脂漏症
トイプードル:脂漏症
脂漏症やマラセチア性皮膚炎の場合は、皮膚表面に過剰なフケ・皮脂が付着していることが特徴です。このフケ・皮脂はシャンプー成分・スキンケア成分を弾いてしまうだけでなく、細菌・マラセチアが増殖して皮膚炎を悪化させてしまう温床になるため、こまめに取り除かなくてはいけません。シャンプーで完全に洗い流すのはほぼ不可能なため、クレンジングオイルを使用することで簡単に取り除くことができます。
シャンプー
- 膿皮症
- 脂漏
- フケ
- 湿疹
- マラセチア
適応例
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膿皮症
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脂漏症
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脂漏症
膿皮症(細菌)、マラセチア性皮膚炎(真菌)といった感染症には抗菌作用、皮脂が多い脂漏症には抗脂漏作用、皮膚炎には抗炎症・皮膚バリア成分などのスキンケア成分が入ったシャンプーが有効です。被毛より奥にある皮膚・毛穴にスキンケア成分を届けるためにMedicareシャンプーには密度の濃い泡を作ることができるようになっています。
モイストクレンジングオイルジェル
- 膿皮症
- 脂漏乾燥
- 保湿
適応例
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膿皮症
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脂漏症
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多汗症
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アトピー
シャンプー後は皮膚バリアが少なくなり、無防備な状態です。正常な皮脂に近いオイルを皮膚に補充し、皮膚保護成分をコーティングすることによって皮膚バリアを再形成することができます。保湿だけでなく、抗菌・抗炎症・抗脂漏作用を持っているモイストクレンジングオイルジェルは多くの皮膚トラブルの予防に役立ちます。
改善例
コッカースパニエル:脂漏症
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ケア前
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カット後
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ケア後
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1週間後
シーズー:脂漏症
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ケア前
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ケア中
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ケア後
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1週間後
重度な脂漏の集中スキンケアのために開発した新しいタイプのスキンケア商品です。特に頚部、四肢、内股など、局所で皮脂が多くなりやすい部位のクレンジング機能、皮膚保護作用はスキンケアの治療成績を著しく向上させることが期待できます。
メディケアローション
- 膿皮症
- シワの皮膚炎
- 湿疹
改善例
フレンチブルドッグ:膿皮症
フレンチブルドッグ:膿皮症
フレンチブルドッグ:膿皮症
パグ:皺皮膚炎
皮膚表面の細菌は炎症を悪化させ、皮膚バリアを破壊するため早期に菌を抑える必要があります。オイル&シャンプーでフケ・皮脂を除くことも重要ですが、デイリーケアとしてローションで短期集中で抑え込むことは治療期間の短縮に非常に効果的です。またシャンプーできないタイミングでの新しい湿疹への早期治療や、蒸れやすいシワの簡単ケアには洗い流さなくていいローションがお勧めです。
スキンケア商品の使い方
スキンケア動画Ⅰ シャンプー療法
クレンジングからシャンプー、そして保湿の流れを解説しています。
スキンケア動画Ⅱ 保湿とデイリーケア
保湿とデイリーケアの使い方やMedicareローションとの使い分けについて解説しています。
スキンケアECプラス
- 膿皮症
- アトピー
- 腸管免疫
- 体質改善
- 胃腸ケア
改善例
フレンチブルドッグ:膿皮症
フレンチブルドッグ:膿皮症
フレンチブルドッグ:膿皮症
フレンチブルドッグ:アトピー・脂漏症
膿皮症・アトピー・アレルギーなどの皮膚炎の体質改善の基本となるサプリメントです。どうしても「皮膚」「菌」「シャンプー」「アレルギー」といったキーワードに注目が集まりやすですが、治りにくい・繰り返す理由は「腸」にあります。そのためこのスキンケアECプラスが治療と体質改善の基本になり、腸内環境の改善なくして皮膚炎の改善はないと考えています。
ヒーリングケアLFプラス
- 心因性
- ストレス
- 腸管免疫
改善例
トイプードル
ミニチュアダックスフンド
今の皮膚科に不足している1つが心因性掻痒症で、舐める・噛む・掻くといった痒みと同じ症状を示しますが、決して痒いわけではない「イライラ(ストレス)」「気になる」「癖」「執着」といった性格的な行動による皮膚病の悪化です。症状ではアトピー&アレルギー、痒みとほぼ区別がつかないため見過ごされており、治療成績が上がらない原因になっています。ヒーリングケアLFプラスは心因性掻痒症のケアに重要なラクティウム・ラクトフェリン・L-テアニンを配合した唯一のサプリメントです。
パーソナルケアPⅡ+
- 心因性
- 癖
- 掻き壊し
- 舐め壊し
改善例
ウェスティ
シーズー
マルチーズ
ラブラドール・レトリーバー
舐める・嚙むといった症状を、痒みではない心因性を疑ったときに、最も考えられるのがストレスですが、ストレス対策をすると上手くいかないことがあります。それが生まれ持った性格・気質による「癖」です。特に「こだわりが強い」「得手不得手が極端」「環境変化に弱い」「他のわんちゃんと違う」といった個性・キャラクターが強い子には、「同じ行動パターンを繰り返す」「特定の条件で、特定の部位を気にする」ということがよく起きます。こういった場合にはストレス対策だけではなく、脳の思考回路の切り替えを促すアプローチがお勧めです。このパーソナルケアPⅡ+は、ストレス対策とともに、思考回路に働きかける画期的なアプローチとして開発されています。柴犬、フレンチブルドッグ(ブルドッグ系)、シーズーといった犬種に推奨していますが、診療では臆病なタイプの小型犬でもお勧めしています。
アロペシアGR+
- 脱毛
- 薄毛
- 毛色
- 毛艶
適応症例
ポメラニアン
トイプードル
柴犬
フレンチブルドッグ
ミニチュアピンシャー
イタリアングレーハウンド
現在の動物医療の中で重要視されていない病気の1つが「被毛の形成異常」です。被毛の問題が軽視されてしまう大きな理由は3つあり、1つはポメラニアンやトイプードルの脱毛症として広く知られているアロペシアX(毛周期停止)が「美容上の問題であり、命にかかわることがないため治療の必要はない」とされていることです。2つ目は、被毛の異常が「以前より抜けた」「ツルツルになった」という先入観で判断されてしまい、抜け毛が多い、地肌が見えるといった問題が被毛の異常として診断されていないことです。特にブル系犬種・ピンシャー・ハウンド系のほぼ全頭で認められる薄毛・抜け毛問題は犬種の特徴とされ、チワワ・ダックス・テリア系・日本犬(特に柴犬)でよく起きているアンダーコート不足も病気として診断されることはありません。3つ目は標準医療の課題点でもあるのですが、犬の被毛に対して有効な治療法がなく現在の医療では改善させることができないのが最も大きな要因だと思われます。 実は、当院で痒み・皮膚炎が劇的に改善する理由の1つはこの被毛の形成異常に注目し、積極的な投薬治療を行っているためです。当院の治療成績をみていただきたいのですが、実は治療後の毛並みは非常によくなっているのが伝わるかと思います。これは皮膚炎が治ったから毛並みがよくなったのではありません。毛並みを改善させる投薬治療を行ったために皮膚炎がよくなったのです。標準医療では「皮膚炎があるから毛並みが悪い」と考えられていますが、実は逆で「毛並みが悪い原因が診落されているため皮膚炎が治りにくい」が正解です。 当院がこのアロペシアGR+を多くのわんちゃんに届けたい理由はここ、「脱毛や薄毛を改善させなければ皮膚炎は改善しない」というものです。当院では標準医療から外れるほどの積極的な投薬治療を行っていますが、受診ができないわんちゃんにはぜひこのアロペシアGR+を長期に継続することをお勧めします。投薬治療も3か月かかりますので、サプリメントでは最低半年~1年を目安に、2年以上かけて改善する症例もいますので「長期」を前提として開始してください。