スキンケアECプラスと食事療法だけ改善を認めた柴犬の症例報告です。
【症例】
柴犬
今回はオンラインショップで「痒みケアスターターセット」のご購入で無料相談メールをきっかけに実際に診療したわんちゃんについてです。
ご購入直後の無料相談メールで見せていただいた写真がこちら。
柴犬の典型的な慢性皮膚病です。
もちろんこのタイプには投薬治療が必須かと考えていますが、スキンケア・免疫ケア・食事療法が意味がないとか不要という意味ではなく、基本的なケアとしては非常に重要だと考えています。
そのため相談メールでは投薬治療をおすすめしつつも、スキンケア・免疫ケア(スキンケアECプラス)と正しい食事療法について解説させていただきました。
そしてその2か月後に実際に診療をさせていただいたのですが、当院の「痒みケアスターターセット」と食事療法でここまで改善していましたので紹介させていただきます
※Beforeは自宅での撮影です。
随分とよくなっていました。
毛並みも回復しつつあり、皮膚炎も改善されています。
すべての皮膚病がスキンケア&サプリメント&食事療法で改善するとは考えておらず、むしろ柴犬はスキンケアでの反応が難しい症例が多く、投薬治療がメインとなることの方が圧倒的に多いのが現状です。
ですがスキンケア&サプリメント&食事療法の基本的なことがしっかりとできていないと投薬治療の成功もないわけで、大事なことは「すべてのアプローチを適正にする」という全方位型のスタンスで臨むことかと思います。
ここで気づいていただきたいことは「先入観でアプローチを1つに絞らないこと」です。
よくあるのが「シャンプーを変えたらよくなるのではないか?」「サプリメントを1つ使ってみようかな」「アレルギー対策の食事療法でよくなるのでは?」といった目先の変化です。
同時に「食事はしっかり選んだから間違っていない」といった先入観も治療の失敗につながりやすく、改善していればもちろんいいのですが、改善していない以上「何かがおかしい」と考え直した方がよく、あらためて全体を見直す必要があります。
治りにくい皮膚病の原因は一つではないので、必要なアプローチも1つではありません。
「すべての原因を同時にアプローチする」が必要です。
今回の症例では特に「スキンケアECプラス」と食事療法の免疫ケアが非常に効果的だったのだと思います。